飛距離から見たウッド・ユーティリティ・アイアンの関係

ゴルフクラブには基本としてウッド、ユーティリティ、アイアン、パターと種類があります。

 

今日はこのウッド・ユーティリティ・アイアンの関係を整理して行きたいと思います。

 

まず、頭の中をユーティリティは置いておいて、ウッドとアイアンから整理するといいでしょう。

 

皆さんがよく使うウッドの番手からお話ししますと、5番ウッド=2番アイアンで、7番ウッド=3番アイアンとなります。

 

・・・・・・そうした感じでまとめてみますと、

 

4番ウッド=1番アイアン

 

5番ウッド=2番アイアン

 

7番ウッド=3番アイアン

 

9番ウッド=4番アイアン

 

おおよそこのような具合になります。

 

今、おおよそと申しましたのは、ゴルフクラブには「番手の角度が何度である」というルールがないからです。

 

この点はよく頭に入れておきましょうね!!

 

例えを挙げますよ。

 

5番アイアンのロフト角や長さにルールはないということです。

 

私がゴルフを始めた30年ほど前には、5番アイアンのロフト角は27~29度でした。

 

今では22度の5番アイアンもあります。

 

22度というのは、一昔前の「3番アイアン」の角度😨です。

 

このことを「頭に入れておきましょうね」とお勧めしたのは、「6番アイアンがないからそろえようと買ってきた」と思ったら、「手持ちの7番アイアンと同じしか飛ばない」ということがあるということです。

 

ですから、購入するときのクラブの総重量を確認することはもちろんのこと、「番手で決めつけず」に、そのクラブの角度とシャフトの長さをよく確認することが必要なのです。

 

今お話ししてきたことで、わかりやすいお話があります。

 

日本女子プロゴルフの賞金女王に輝いた1999年の村口史子プロのキャディーバッグの中には、「9番アイアンが2本」入っていました。

 

今日のお話を知らないと、「なんで2本も9番アイアンが入っているんだろう」と思うと思いますが、皆さんはもうお分かりですね。

 

その通りです!

 

村口プロは「飛ぶ9番アイアン」「飛ばない9番アイアン」をということです。

 

それで、飛距離を打ち分けていたということですね。

 

皆さん、「クラブの番手に惑わされないようにしましょうね」・・・ということで、お話しして参りましたが、ユーティリティの存在が忘れられていましたね。

 

ユーティリティもメーカーによっては1番から8番までいろいろとあります。

 

この際にも、「ロフト角とシャフトの長さで選ぶ」という原則は役立ちます。

 

ですが、それでは少々親切ではないので、一般的な目安を書いておきますね。

 

4番ウッド=1番ユーティリティ

 

5番ウッド=2番ユーティリティ

 

7番ウッド=3番ユーティリティ=3番アイアン

 

9番ウッド=4番ユーティリティ=4番アイアン

 

11番ウッド=5番ユーティリティ=5番アイアン

 

です。

 

・・・・・それでも、決して番手で惑わされないようにお願いしますよ!

 

最後にご興味のある方のために、一般的な「番手」と「ロフト角」を示して「閉め」ましょう。

 

3番ウッド=13度~17度

 

4番ウッド=17度~18度

 

5番ウッド=17度~19度

 

7番ウッド=20度~22度

 

9番ウッド=22度~24度

 

・・・・・・・・・・・・

 

ユーティリティ(以下UT)

 

UT3=18度~21度

 

UT4=21度~24度

 

UT5=25度~27度

 

・・・・・・・・・・・・

 

アイアン

 

3番アイアン=18度~21度

 

4番アイアン=22度~24度

 

5番アイアン=22度~28度

 

6番アイアン=27度~31度

 


 

PW =43度~48度

 

なお、一般的に女性もののウッドやユーティリティーは「ロフトがもう少し付いている」ことが多いです。

 

【関連投稿】

 

『弾道の高さから見たウッド・ユーティリティー・アイアンの関係』

 

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今回もお読みいただきまして有難うございました😃

また一緒に楽しみましょう!!