【テーマ:ゴルフ雑談】

このテーマでは皆さんが、ゴルフ仲間や接待先、あるいは上司の方とゴルフ談義が出来るように「ちょっとしたネタ」をお話しようと思います。お楽しみください。

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本日は私が約35年(2016年現在)ゴルフをしてきて、最も記憶に残っているサンドウェッジでのショットのお話をお届けしましょう。

往年の名プレーヤーは皆ショートゲームが上手く、記憶に残る劇的なショットを残しています。

私が最も記憶に残っているサンドウェッジでのショットは1982年のペブルビーチ・ゴルフリンクスで行われました全米オープン最終日、優勝争いまっただ中の17番ホール209yのショートホールで生まれたショットです。風は海からの向かい風でした。

ちなみにペブルビーチ・ゴルフリンクスはジャック・ニクラウス選手やトム・ワトソン選手が「最後にあと1回ラウンド出来ると言われたらこのコース」と言われている名コースです。

「最後の晩餐」ならぬ「最後のラウンド」ですね。

その昔、日本の企業が所有していたコースでもあります。

さて、その全米オープン最終日の17番ホールのピン位置はバンカー越えになるグリーン左、エッジからわずか3y程度のところでした。

首位を走るトム・ワトソンは16番ホールでボギーを叩き、既に上がっていたジャック・ニクラウスと並んでティーグラウンドにやって来ました。

優勝にはこの難しい名ショートホールをパーで通過することが条件でした。

2番アイアンで打ったドローボールはわずかに曲がりすぎ、ちょこっとラフに入りました・・・と言ってもそこは全米オープンのラフです。

深い・・・。

その深いラフで左足下がり、ピンまで5y、エッジからピンまで3y、グリーンは左から右へのスライスラインです。

誰が見ても絶体絶命です。

ワトソン選手は落とし所を決めます。

彼専属の名キャディー、ブルース・エドワースは内心、「ショートゲームのうまい彼でも3m以内に止められれば最高だな」と思っていたそうです。

なので、ワトソンに「寄せるよ」と言ったところ、ワトソンは「寄せるだって? 僕は入れるよ」💪と返してきたそうです。

2度の素振りの後にオープンフェースにしたサンドウェッジを歯切れよく振るとボールは舞い上がり、「ココしかない!!」という所に落ち、右に切れてカップに吸い込まれました。

ワトソンはクラブを掲げ、駆け出しながらキャディーに向いて「ほら、見たろ」💪💪というしぐさをしました。

ワトソン選手は続く18番ホールでもバーディーを取り、優勝をものにしました。

クラブハウスで待っていたニクラウス選手はワトソン選手のアプローチを「あのショットは1000回打って1回しか出ないショット」と評しました。

一方、上がってきたワトソン選手は「あれは何時間も練習していたショット」とコメントを残しています。

そのショットがこちらです↓

https://www.youtube.com/watch?v=DO6qIg7aInw

この時、ワトソン選手が手にしていたサンドウェッジはウィルソン社製のダイナパワーの56度のサンドウェッジでした。

そのサンドウェッジはワトソン選手がこのミラクルショットが生まれる数年前に、全米オープン、全米プロを制したこともあるオーストラリアの名プレーヤーであり、クラブにも造詣の深く、また自らもクラシッククラブの名器収集家であったデビット・グラハム選手の車庫からもらっていたものです。

ウィルソン社のサンドウェッジは今のタイトリスト社のボーケイのような存在で、契約外の名選手がこぞって使用していました。

私もウィルソン社ダイナパワーの名器と言われています1958年モデルの復刻版を長い間愛用していました。

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お楽しみいただけましたでしょうか?

本日もお読みいただきまして有難うございました。