『全盛期のジャンボへの2通りの対応法』
【テーマ:ゴルフ雑談】
このテーマでは皆さんが、ゴルフ仲間や接待先、あるいは上司の方とゴルフ談義が出来るように「ちょっとしたネタ」をお話しようと思います。お楽しみください。
/////////
全盛期のジャンボ尾崎選手(以下ジャンボ)はまったく他を寄せ付けない強さがありました。
強さだけでなく、朝のクラブハウスで同席することなどとても出来なかったと当時の若手/中堅プロが述懐していたのを覚えています。
そんなジャンボに対しまして、私の中では2人の選手の対応の仕方が印象に残っています。
一人は言わずと知れた
“マルちゃん”こと丸山茂樹選手
です。
丸山選手は多くの選手がなかなか近寄れないジャンボの懐に飛び込んでいく行動を取っていました。
対象的な行動を取っていた(と思われる)、もう一人の選手は・・・2000年を過ぎてゴルフをはじめられた方には馴染みがないかもしれませんね・・・
“東北のジャンボ”こと板井榮一選手
です。
板井選手は40歳にして初優勝した遅咲きの選手で、当時は豪打で売っていた選手です。
・・・とある年のブリヂストンオープンでのこと。
私は開催コースの袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースの練習場で
「どこで誰の練習をみようかな👀?」
と陣取る場所を探していました。
・・・と、練習場のほぼ中央に
“Jumbo”と大きく名前の入ったキャディーバッグがデ〜ン!!とそびえるように
置いてあるのを見つけ👀ました。
私はそのキャディーバッグの後ろに陣取ることにしました。
別にその打席を取っているわけではないので、そこで練習することは可能なのですが、選手は「暗黙の了解」なのか、普通に通りすぎて別の場所で練習をします。
キャディーバッグの威光🌟
です!!
私の隣のギャラリーがジャンボのキャディーバッグの世話をしている人に聞きました。
「ジャンボ、ここで打つの?」
するとキャディーさんは頷(うなず)きました。
「ヤッター\(^o^)/!!」
全盛のジャンボのショット練習を間近で見ることが出来るということで私の胸は高鳴って♫いました。
・・・どのくらいの時間が過ぎたことでしょう。
キャディーさんの動きを始めとして、
「何となく、そろそろだなぁ〜」
という雰囲気になってきました。
期待はますます膨らみます。
「待ち甲斐があるということはこういうことだ」
と思いながら・・・。
・・・・・・・・・・・・
・・・と、その時です大柄なプロが打席を求めて右手から現れました。
そのプロはジャンボのキャディーさんに
「ジャンボここでやるの? まだやらないんだろ??」
と声をかけました。
私の心の中が慌ただしくなりました。
「やめて、やめて、それだけはお願いだからやめて〜〜(ToT)」
と・・・。
願いも虚しく😩、私の目の前の打席にその大柄なプロは入り、練習を始めました。
その選手こそ、
東北のジャンボ
その人でした。
私は
ジャンボではなく東北のジャンボの練習
を間近で見ることになったのです。
しばらくしてジャンボがやってきました。
打席の件をキャディーさんに確認すると、左手へとかなり進んだ打席に入りました。
板井榮一選手
はまったく物怖じしていなかったということです。
今日はジャンボへの対応から見たマルちゃん戦法と板井戦法というまるで異なる「強者に対する行動様式」についてお話させていただきました。
/////////
それではまた一緒にゴルフを楽しみましょう👋