今回は「ブッチ」ことブッチ・ハーモンからパッティング名手になるためのことを学びたいと思います。あなたもご一緒にいかがですか?

 

教えている身の私ですが、私はゴルフに関して、まだまだ日々学び続けています。

 

多くの皆さんの目に触れることのない海外のレッスン情報からの私の学びを同時にあなたと分かち合うこのシリーズ。

 

今回は1990年代前半はグレッグ・ノーマン選手、1990年代後半はタイガー・ウッズ選手のデビュー時から彼を支え、フィル・ミケルソン選手、アダム・スコット選手、最近ではダスティン・ジョンソン選手のコーチをしている(※1)ブッチ・ハーモン(以下、ブッチ)からパッティングを学びます。

 

※ 海外版Golf Digest 2017年9月25日号より

※ 翻訳は必要な言葉を補ったりした私の意訳ですのでご了承ください。

※1 アメリカのPGAツアーでは選手にコーチが付く場合にはたとえばスウィングは「ブッチ」に教わり、パッティングは「◯◯コーチ」に教わるということもありますので、ここに挙げた選手たちが皆、今回一緒に学ぶブッチのパッティングノウハウを採用しているとは限りません。

 

 

 

 

❑ パットの名手になるための二つの技術

 

・・・一つはロングパットのために

・・・一つは1.5m以内のパットのために

 

 

パットの名手というのは

 

 

「一日中パットが入り続ける人のことではありません。」

 

 

確かにその通りだったら素晴らしいことですが、実際のところは質の良いパッティングというのは

 

 

「長い距離のパットをしっかり寄せること」

 

 

 

 

 

「短いパットをしっかり入れること」

 

 

 

です。

 

 

 

 

❑ 1.5m以内のパッティング

 

 

私が見るところ、ショートパットでのミスの大部分は

 

 

 

構えに入るまでのルーティーンの注意不足

 

 

 

で起きる。

 

つまり、

 

 

パターのフェースをどこに向けるかを決める前に足の位置を決めてしま

 

 

んだよ。

 

 

 

スタンスの向きが「どこへ狙いをつけるか?」を既に決めている

 

 

 

っていうことだね。

 

 

より良いルーティーンというのは

 

 

非常に注意深くあなたがボールを出したい方向にパターフェースを合わせてそれからあなたが心地良いと感じるスタンスを取る

 

 

ということです。

 

 

そのように

 

 

「狙い」「アドレスでのスタンスの位置」を決めるようになれば

 

 

あなたはもっとショートパットを決めることが出来るでしょう。

 

 

 

 

❑ ロングパットのために

 

ロングパットではじめにチェックしなければならないのは

 

 

握りの強さ

 

 

だ。

 

アベレージゴルファーは一般的にクラブを強く握りすぎる。特に長い距離のパットで「強く打たなくてはならない時」にはそうだ。

 

問題は

 

 

強く握れば握るほど、距離感を出すことが難しくなる

 

 

ということだ。

 

 

ロングパットの際には

 

 

軽く握ってクラブヘッドの重さを感じ、その重さをストロークの最中ずっと感じ続けられるように握りの強さを維持すること

 

 

が大切だ。

 

 

「距離」は

 

 

「インパクトで打つこと」

 

 

によって生まれるのではなく、

 

 

 

「大きな振り幅」

 

 

 

から生まれる。

 

 

 

 

❑ まとめ

 

・・・というわけで、

 

 

(1)ロングパットでは「握りの強さ」

 

 

(2)ショートパットでは打ち出したいところへ「狙いをつけること」

 

 

 

この二つであなたはうまくなる。

 

 

スタンスを取ってから狙いを付けたらうまくいかない」

 

 

 

 

❑ 一定な転がりのためのタイガーのドリル

 

時折、あなたのストロークは崩れ、打ち損ないが出ます。

 

その昔、私と取り組んでいた時にタイガー・ウッズが行っていたドリルをご紹介しましょう。

 

二本のティーをパターヘッドよりもほんの少し広い感覚で立てて「門」を作ってください(下の絵をご参照ください)。

 

 

 

 

そしてどちらのティーにも接触しないようにストロークをしてみてください。

 

もし、ストロークの最中、クラブヘッドが「八の字(∞)」を描いてアウトサイドへ動くと外側のティーに衝突します。

 

逆にインサイドへ動くと内側のティーに衝突します。

 

ティーに衝突せずにストローク出来たらフェースの中央で打てているという証拠

 

他のショット同様、フェースのセンターでスクエアにとらえることができれば良い結果を得られるでしょう。

 

それが私が「パターの名人に見ること」です。

 

 

 

【須崎の補足解説】

 

私がブッチのレッスンに補足を加えることはおこがましいことですし、またブッチのレッスンをそのままお届けし、あなたのご判断に任せるスタイルも大変魅力的なのですが、そういったことを考慮してもなお補足をさせていただくのが私流なので、恐れ入りますが、補足の解説をさせていただきます。

 

 

◆ ショートパットに関して

 

ショートパットに関するブッチの見解は、彼の助言を元にご自分のパッティングを見直されますと多くのゴルファーが改善を図ることの出来るポイントです。

 

彼のルーティーンは

 

 

ショットのルーティーンと同様で統一を図っているスタイル

 

 

になります。

 

一方、ショットはブッチのスタイルで、

 

 

パットはスタンスを決めてからフェースを合わせる

 

 

というスタイルの選手もいます。私がその昔読みました雑誌の記事にはパットの際には

 

 

「パットの場合はフェースから合わせるのではなく、スタンスから入りなさい」

 

 

という複数の日本ツアーのトップ選手のレッスン特集があり、

 

 

「へ〜、そうなんだ💡😳」

 

 

とビックリしたことを覚えています。

 

ですから、これはゴルフの技術習得の場合は全般に言えることですが、「ブッチの方法が正解」、「いや、そうではない」と正しさを追い求めるのではなく、また「ブッチの方式」にとらわれるのでもなく、ショートパットに問題のある方は素直に「ある期間(※)継続して」ブッチの方法を取り入れてみて、取り入れる以前と比較されて判断なさると良いと思います。

※ ゴルファーの多くは継続して、そのノウハウを実行してみることをされません。「今日一日やったけれど良くなかった」、「前回のラウンドでは良かってけれど、今回は良くなかったので封印」ということでは、そのノウハウがあなたにとって本当に合うのか合わないのか、わかることはありません。

 

 

繰り返しになりますが、ブッチが指摘した過ち・・・すなわち、「スタンス」を先に決めてしまう・・・に気づき、ブッチ式のルーティーンを導入することによりまして多くのゴルファーのショートパットが改善されることは間違いないです。

 

ブッチはルーティーンに関して、「フェース」を合わせた後に「そのフェースに見合ったあなたにとって心地の良いスタンスを取りなさい」と言っていますね。

 

ここで

 

 

「心地の良い」

 

 

と言っていて、

 

 

「目標にスクエア」

 

 

と言っていないことに注目してください。

 

正しくフェースが向けられた時に、「心地さえ良ければ(=自然であれば)」スタンスは「スクエア」でも「クローズ」でも「オープン」でも良いということです。

 

なお、ブッチが指摘している

 

 

「スタンス」を取ってからでは「フェース」を正しく目標に合わせることは出来ない

 

 

ということにつきましてはコチラの記事が参考になると思いますので未読の方は是非どうぞ

 

 

『超必見!! <アドレスの向き>のお話』

 

 

 

◆ ロングパットに関して

 

ロングパットについてのブッチのアドバイスも大勢のゴルファーを

 

 

「ロングパット上手」

 

 

に導くと思います。

 

 

しかし、こちらも例外がありまして以下の記事でご紹介した青木功選手はしっかり握っていますし、スネデカー選手、記事にはないですが、1980年代の名プレーヤーのトム・ワトソン選手もしっかり握っていますので、皆ブッチに「叱られそうな」ことをやっているわけです。それでも彼らはパット名手の名をほしいままにしています。

 

『須崎が選ぶ歴代パット名手 ベストテン(その2)』

 

 

私の生徒様でも私が今回ブッチが指導してくれたような「長いストローク」の方法をお勧めしたところ、「インパクトがなくなってしまって」うまく行かなかったケースもあります😅

 

ショートパット、いえ、ゴルフ技術全般に言えることですが、要するに

 

 

「自分に合っているものを自分で探す/見つける」

 

 

ということが大事ですね。

 

 

 

 

今回もお読みいただきまして有難うございました😄

また一緒に楽しみましょう!!