『上級者必見!:グレッグ・ノーマンの高等技術「目玉のバンカー」』

 

 

今回は主に上級者向けに一般的なやり方とは異なる「目玉(※)のバンカーショット」のレッスンをさせていただきます。

・・・とは言え、ご興味のお有りになる初級者/中級者のゴルファーであるあなたも是非、最後まで目を通してくださいね。

※ 目玉:バンカーでボールが砂にもぐり切った状況のこと。ボールの周りにボールを取り囲むようにクレーター状になることもあり、その状況が「目玉」のように見えることからこの名が付いた。

 

私がこの技術を知ったのはグレッグ・ノーマン選手のレッスンからでした。

 

相変わらず熱烈🔥にゴルフ⛳を追い求めていた😄1990年初頭のある日のことです。

 

ここで、ここ数年の間にゴルフに取り組み始めた多くの方にとりましては

 

「うん? グレッグ・ノーマンって誰??」

 

とお思いになるかもしれませんので、そういった方々のためにグレッグ・ノーマン選手について簡単にご紹介させていただきます。

 

 

 

❑ グレッグ・ノーマン

 

グレッグ・ノーマン選手はオーストラリアの有名選手で今年62歳(2017年現在)。

 

「グレイト・ホワイト・シャーク」(ふだんは短く「シャーク」(サメ)」というニックネームで呼ばれています。

 

1980年代中頃から1990年中頃にかけて大活躍した選手で、全英オープン2度のメジャー優勝と数多くのメジャー2位があります。見かけによらず、メンタル面で十分でなかったので、この成績ですが、メジャーを10勝していても誰も異を唱えなかったと思います。

 

それだけ素質実力魅力がある選手でした。

 

しかし、異国出身のそうした実力者でしたので、アメリカ選手贔屓(びいき)のギャラリーからは随分と心無い対応を取られていたのを思い出します💧

 

 

1986年には

 

「4大メジャー大会の全てで3日めを終えてトップに立つ」

 

というくらい強さが際立っていました。

 

 

PGAツアーの賞金王にも3度輝き、世界ランキング1位を何と331週も維持しました。

 

全盛時はブロンドの髪をなびかせ、ラグビーサーフィンで鍛えた逆三角形の体から繰り出される300ヤードドライバーをはじめとしまして、他の選手には真似の出来ない「超高弾道ボール」を武器に

 

 

それはそれは✨格好よく攻撃的で豪快なゴルフ✨をしていた

 

 

ものです。

 

あまり知られていないことですが、あのタイガー・ウッズ選手のあこがれの選手はこのグレッグ・ノーマン選手でした。

 

 

私生活では離婚後の2008年頃、一時テニスの元女王のクリス・エバートと結婚していました。その2008年の全英オープンでは58歳3日めを終えてトップという偉業を成し遂げています。

 

 

グレッグはシングルだったお母さんのラウンドについて行ってゴルフを覚え始めたのですが、なんと

 

 

ハンデキャップ27からハンデキャップになるまで、たった1年半しかかからなかった😱

 

 

そうです。

 

多くの人にとってゴルフは難しいものだと思いますが、ノーマンが初めてゴルフをやった時の感想は

 

「意外に簡単だね」

 

というものだったそうです。ちなみに、その頃、高校生だったノーマン選手はラグビーサーフィンをしていてゴルフには目が向いていなかったようです。

 

ゴルフを初めてしばらくはジャック・ニクラウス選手の書いた二冊の本を師匠代わりにシングルにまでなりました。高校の授業中も隠れてニクラウスの本を読んでいたと大昔に記事にあった記憶があります。

 

 

それではおまたせ致しました。

 

そのグレッグ・ノーマン選手直伝の「目玉のバンカーショット」の打ち方をご案内しましょう。

 

 

 

 

❑ ノーマン流 目玉のバンカーショット

 

一般的に目玉のバンカーショットと言いますと、

 

 

フェースを開かずに上から打って、砂に打ち込んでおしまい

 

 

というように教わるものですね。

 

ところがノーマン流の「目玉のバンカーショット」はその基本とは大きく異なります。

 

どこが異なるかといいますとノーマン流は目玉の状況でも

 

 

フェースを開く

 

 

のです。

 

 

ただし、

 

 

ただ単にフェースを開くだけではいけません

 

 

よ。

 

 

下の絵の「ココ!!」と書いてあるネックとリーディングエッジ(※)の接合部分のところが砂に刺さるようにします。

※ リーディングエッジ:フェースの最下部のこと。

 

そのためにはかなり手を下げる(=ハンドダウンということです)必要があります。

 

 

 

 

インパクトでおしまい

 

 

というところは通常の教えと同じです。振り抜いてはいけません。

 

 

それではグレッグが目玉のバンカーショットをしているシーンをご紹介します。

 

このショットはピンが比較的近く、おまけに風が追っていてボールがさらに止まりにくい状況だそうです。

 

よ〜くご覧にならないとおわかりにならないかもしれませんが、動画の最初の部分でフェースがオープンになっている状態を見ることが出来ます。

 

また、ショット後の

 

「ラン↷↷の少なさ」

 

にも注目してみてください。それではどうぞ

 

 

 

(1)Youtube画像になります。削除されていましたらゴメンナサイ。

(2)広告が出てきたときには画面右隅に「動画開始まであと❍秒」と出ますのでお待ち下さい。

(3)動画開始後に広告が出て来た場合には広告の右上に「☓」ボタンがございますので、そちらで広告を消してください。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

さて、このノーマン流で目玉のバンカーショットを行っているショートゲームの名手がいます。

 

それはルーク・ドナルド選手です。

 

彼は「自分自身の独自の打ち方」と言っていますが、ノーマン選手の技術とまったく同じです。

 

それではルークのショットを一緒に見てみましょう。

 

なお、この動画の中で彼は2度バンカーショットを披露しますが、その2回のショット後の話はこのバンカーショットに関するものではないのでご覧にならなくて結構です。

 

その後の話でルークが示している体の動きが「このバンカーショットのキーポイントだ」とあなたが誤解してしまうといけませんからネ。

 

それではどうぞ

 

 

 

 Youtube画像になります。削除されていましたらゴメンナサイ。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

それでは最後にこの「ノーマン流の目玉のバンカーショット」の長所をまとめておきます。

 

 

 

◎ ノーマン流の長所

 

<その1> 高いボールを打つことが出来る

 

一般の目玉のバンカーショットの技術は「フェースを開くことが出来ない」ので、弾道が低くなりがちで、「ピン方向への脱出を諦めなければならないこと」もありますね。

 

ノーマン流であれば、通常のバンカーショットのようにフェースを開くことが出来ますので、一般的な技術に沿った打ち方と比較しまして高いボールが望めます。

 

 

<その2> ボールのランが少なくなる

 

一般的な技術に沿って目玉のバンカーショットを行いますとボールは「自動動力装置でも付いているかのように」オーバースピン↷↷がかかって「止めどもなく」転がります。

 

ノーマン流の場合はそのオーバースピン↷を減らすことが出来ますのでランが少なくなります。

 

・・・とは言え、クラブフェースとボールの間に多くの砂が入ることは変わりませんので「ランが出ること」は見越しておかなければなりません。

 

 

今回は「ノーマン流の目玉のバンカーショット」をお届けしました。

 

「上級者向け」と冒頭でご案内致しましたが、初級者/中級者の方も是非トライしてみてくださいネ

 

 

いつでも可能性を排除してしまうことは残念なこと❗

 

 

ですから・・・。

 

上級者を尻目にあなたの「得意技」✌になるかもしれませんしね😉

 

 

 

 

今回もお読みいただきまして有難うございました😃

また一緒に楽しみましょう!!