『神技を出したかったら・・・。 ゴルフメンタルのお話(4)』



「無心」になること・・・それは神技が出る条件に間違いないのですが、そう簡単に問屋は卸してくれません😭 

 

前稿で見てまいりましたように無心状態を意図的に作ることは出来ないからです。

 

それではどうしましょうか?

 

無心状態というのは

 

 

実はいつでも存在しているもの

 

 

なんです。ただ私たちの感情雑念といったもの・・・これらを想念と言います・・・がそれに覆いをかけてしまっているので普段私たちはそこに在る「無心状態」に気がつかないのです。

 

ですから、無心状態になるにはそういった想念がなくなればいいということになります。

 

想念を無くすための第一歩は

 

 

「自分の想念に気がつくこと」

 

 

です。

 

私自身、こうしたことを学ぶまでは想念というものが自分に起こっているということにさえ気づきもしませんでした。いわば、想念が起きていることが自然だったので気がつかなかったわけです。

 

水の中を泳ぐ魚🐠が水に気づかないように・・・。

 

学んで実践するにつれて自分の想念を観る・・・つまり、気づくようになりました。

 

それでも時には気がつかずに長い時間がたってから想念に巻き込まれていたことに気づいたり、気づかぬまま想念を行動に移してしまうこともあります。

 

まだトライされてことのない方には少しわかりづらいと思いますので、ここで「怒り💢」という想念を例に出してお話しましょう。

 

たとえば今、私が何かを聞いて「怒り💢の反応」が心に浮かんだとしましょう。

 

精神のことにお取り組みになったことのない方はこの怒り💢の反応を何の疑いもなく

 

 

「自分の怒り💢」

 

 

として認識し、

 

次いで

 

 

「『私』が怒った💢」

 

 

と認識します。だから多くの人はたとえば

 

 

「私怒っている💢の」

 

 

という言い方をしますネ。つまり、

 

 

「私=怒り💢」

 

 

という構図です。

 

このことを

 

 

「怒り💢との自己同一化」

 

 

と言います。

 

そして自分が怒っているのだから・・・と、その苦しみを解消しようと相手に言い返したり、懲(こ)らしめたり、暴食したりその怒りの想念が収まるまで何らかの行為をします。

 

想念が収まるところまで来まして冷静になりますと今度はたとえば「ああ、オレ何やっていたんだ!」とか「あそこまで言わなきゃ良かったわ」といった別の想念が出てきて後悔したり、なんやかんやしてまたその想念が収まるまで行為を続けます。

 

こうした

 

 

想念の発生 → 解消のための行為

 

 

という状況を

 

 

想念に踊らされている

 

 

と言います。つまり、想念の奴隷ですよね。

 

 

こうした状態を世間では

 

 

メンタルが弱い

 

 

と言っています。



 

一般的にはメゲズにグッとこらえられる人をメンタルが強いと言いますが、本当のところは違うんですね。

 

こらえるというのは内に溜めることですから、きっかけがあればまた爆発します。しかも、前よりも圧縮していますので以前よりも反応は強くなりがちです。

 

皆さんにはこういう経験はありませんか?

 

あることで怒っていたら「以前の恨みに思っていたこと」まで引き合いに出して、相手を長々と責めてしまったということが・・・。私にはあります💦

 

本当にメンタルが強いというのは我慢して怒らないのではなく、怒り💢から自由になることです。

 

怒りから自由になった場合はその時起きてきた怒り💢は溜め込まれませんからそこでその怒りは精算されて将来のあなたに影響を与えることはありません。

 

それを続けていけば怒る癖💢💢も直っていきます。

 

それではどうしたら怒り💢をはじめとした想念から自由になれるのか?

 

それはまた次回お話しましょう。

 

 

<続く>