今回は今やアマチュアにもプロにも役立っているユーティリティー(※)の誕生とそれらが認められるまでを須崎が覚えている範囲でお話していきましょう。

※ ユーティリティーというゴルフクラブにおなじみのない方はこちら↓『初心者向け! ゴルフクラブの種類』をご参照ください。

 

『初心者向け! ゴルフクラブの種類』

 

 

「ユーティリティー」というのは英語で「実用的」、「使いやすさ」といった意味です。

 

日本では「ユーティリティー」と呼びますが、欧米に行かれて「ユーティリティー」と言っても、あちらの方は「???」でわかりません😰

 

欧米ではユーティリティーのことを

 

 

「ハイブリッド」

 

 

と呼んでいます。

 

 

 

ちなみに「ハイブリッド」とは車でお馴染みですが、「雑種」とか「合いの子」という意味です。

 

「何の『合いの子』か?」と言いますと「アイアン」と「ウッド」の合いの子になります。

 

ユーティリティークラブは1〜4番のロングアイアンと呼ばれるアイアンクラブがヘッドスピードの遅いアマチュアには非常に難しかったので、クラブメーカーが何とかその距離をアマチュアゴルファーにやさしく打たせてあげようと考え出されたゴルフクラブです。

 

私の記憶に残っている最初のユーティリティーは1990年代前半に出ましたPRGR(プロギア)社「タラコアイアン」(INTEST LX-032)です。

 

当時は「ユーティリティー」という呼び名はなかったので、「タラコアイアン」と呼ばれていたようにまだアイアンの呼び名でした。

 

余談になりますが、「タラコ」という呼び名はその形状とその色(朱色)から来ています。

 

私の中ではユーティリティーの人気が本格的になりましたのは1999年キャスコ社「パワートルネード」を発売してからですね。

 

このクラブは優秀で「飛ぶ」「打ちやすい」「球が上がりやすい」という三拍子が揃っていましたので人気が出ました。

 

また番手の命名が個性的で「33番」(=16度)、「44番」(=19度)、「55番」(=22度)、「77番」(=25度)なんですね。

 

「33番」はスプーン、「44番」はクリークくらいの飛距離が出てしまうのでフェアウェイウッドいらずです。

 

ユーティリティーなのでフェアウェイウッドよりもシャフトが短く、フェアウェイウッドが得意でない方をずいぶんと救いました。

 

の名器はその後も後継機種が出ています。

 

 

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さて、プロの世界に目を移してみますとユーティリティーがその世界で知名度を得たのはロイヤルコレクション(海外版は「ソナーテック」として命名)のユーティリティーをトッド・ハミルトン選手が駆使して2004年の全英オープンを優勝した頃からだと思っています。

 

日本でもプレーしていた彼は全英オープンで

 

 

グリーン周りのアプローチでもユーティリティーを使って

 

 

スコアをセーブしていました。

 

フェアウェイウッドで有名だったロイヤルコレクション(「ロイコレ」と呼ばれています)は、ハミルトン選手の優勝でユーティーリティーの分野でも認められまして、その頃は多くの有名選手のバッグに収まっていました。

 

その後、各社がユーティリティーに力を入れることになります。

 

2009年モデルのテーラーメイド社レスキューシリーズやその後のRBZシリーズは多くのプロやアマが使用した名器です。

 

最近ではPING社G25というモデルが人気を博し、米国男子ツアーでは契約外でバッグに忍ばせて活躍する有名選手もいました。

 

もちろん、クラブ好きの須崎も使用していた時期がありまして、最盛期(?)には20度23度27度31度と4本もバッグに入れていたこともありますよ

 

ちなみに31度は6番アイアンの距離を打つユーティリティーで、「飛距離の出るストロングロフトのアイアン」をお使いの皆様からしたら、「7番アイアン」に相当するクラブになりますから、こうしたクラブをバッグに入れられたら、アイアンは8番以降でよくなるのでアイアンが苦手な方には有り難いクラブですよね。

 

また、こうしたハイロフトのユーティリティーはラフではアイアンよりも打ちやすく、距離も出しやすいですよ

 

 

「ユーティリティー」はご覧のようにして今や無くてはならないクラブの地位を不動のものにしたのです。

 

 

 

今回もお読みいただきまして有難うございました😄

また一緒に楽しみましょう!!