「ゴルフでは『心・技・体』が大切です」と話をしますと。

「集中」と言いますと私たちは何となく知っているようで実のところはっきりとは知らないのです。

知らないので、私たちは「集中しなければいけないとき」に「集中できない」のです😅

「集中」についてしっかり学んでいただいて皆さんのゴルフに取り入れてみてください。

❏ 集中の種類

まず、集中の種類について一緒に見ていくことにしましょう。

皆さんのなかには

「集中の種類って?」

と思われる方も少なくないと思います。

ではご説明します。

◎ 集中(その1)

たとえば目の前に人差し指を立てていただいて

「その指だけ」

をしばらくジーっと見て👀ください。

その指だけが「浮き出ている感じ」になってくると思います。

指のシワとか毛とか指の詳しい状況が見えてくると思います。

これが一つの集中の一つの形です。

そして、皆さんが「集中」といって思い浮かぶのはこちらの形でしょう。

◎ 集中(その2)

次に同じように目の前に人差し指を立てていただいて今度は

「その指だけではなく、その指の背後の風景と一緒に」

つまり、その指も含めてあなたの視野全体を見る👀ようにしばらく見てください。

何も焦点を当てずに「ただ見えている状態」ですね。

これは「集中」には思えないかもしれませんが、実は「集中」のもう一つの形です。

❏ 解説

さて、二つの「集中」の形を見てきましたが、一般的に「集中」と言いますと上記「集中(その1)」を皆さんは思い浮かべるのではないでしょうか?

そして、「集中(その2)」のことにつきましては知られていません。

集中(その2)」は逆に

「集中していない状態」

にさえ、お感じになるかもしれませんね。

では、なぜ「集中(その2)」が「集中」に当たるのか?

こういう状況を考えてみましょう。

お寺の和尚のところへある人が弟子入りしたいと言って来ました。

和尚は快く引き受けて修行が始まりました。

さて、ある日、その弟子が炊事の当番(禅寺ではこのお役目を「典座(てんぞ)」と言います)で料理をしていますと抜き足差し足で近づいてきた和尚に

「スキありぃ〜!!!」

と鍋のフタで思い切り叩かれてしまいました。

目の前に💫星💫が飛んだ弟子😵は和尚に向かって

「和尚、いきなり何をされるんですか!!? ヒドイじゃないですか😠!!?」

とムッ💢💢として言いました。

すると和尚は

「お前さん、料理に集中しておったじゃろう。

お前さんは料理に集中しておれば良い料理が出来ると思うておるのじゃろうが、そんなんじゃ、良い料理はできんぞ!!」

と言ってきました。

弟子はさっぱり意味がわからずに

「集中して一生懸命やっているのに、どうして良い料理が出来ないなんておっしゃるんですか?」

と聞き返しました。

すると和尚はこう説明しました。

「あのな、『集中』ちゅうもんはそのことをちゃんとできるためにするもんじゃろ? 

『集中』というのは言葉を変えれば『注意深く』ということじゃ。

『注意深く』なければ材料の分量を間違えたり、材料を入れる順番を間違えたり、包丁で指を切ったりする可能性があって、いずれも良い料理にとっては避けなければならないことじゃな? 

あんたは『注意深く』というのを目の前のことだけに『集中』することでそうしていると思っていたようじゃが、本当に注意深かったらワシが近づいてきて鍋のフタであんたを叩こうとしていることに気がつくんじゃなかろうか?

それが本当の『集中』ということであり、その『集中』があってはじめて注意深く物事がなされて良いものが完成するんじゃよ。

スキがある状態で取り組んで良いものが出来ると思うかい?」

弟子は和尚の話を聞きながらも、「そんなこと本当に可能なのか? 和尚はそういうことが出来ているのか、いつか試してみよう😁」と思ってその日はそこまでにしておきました。

数日後、和尚に仕返しをする絶好の機会がやってきました。

和尚は真剣に豆を煮ています。

どうやら、弟子の様子にも気づいていないようです。

弟子は

「好機到来!!」

とばかりに思い切り和尚を鍋のフタで叩きました。

・・・と手に激痛が来ました。

「アイタタタ😫」

和尚が豆を煮ていた鍋のフタで防御したのです。

「自業自得じゃよ😁」

と和尚は言いました。

弟子は和尚に詫びて、先日の和尚のお話に深く納得しながらもどうすればそう出来るかわからないので和尚に聞きました。

「和尚、ではどのようにしたら和尚のように目の前の料理にも注意をはらい、周囲にも注意を払えるんでしょうか?」

すると和尚からは

「修行じゃよ」

と言葉が返ってきました。

皆さんに「修行ですよ」というのでは親切ではないので、どうしたらお料理教えて差し上げますね。

「座禅」

をしましょう。

アッ! それじゃ〜「修行」と変わらないか😅

まあ、修行にもいろいろありますから「何をすればよいか」という方向性を差し上げたことだけで勘弁してください。

これで「集中(その2)」についてそれが「集中」だということがご理解いただけたのではないかと思います。

このお話はゴルフのためでしたね。

❏ ゴルフへの活かし方

ゴルフでは「ボールを見なさい」と言われますね。

ゴルフではボールが一番(時間的に)「集中」する対象だと思います。

このボールを見るとき、はじめて私のスクールにお見えになったほとんどのお客様はボールを「集中(その1)」を使ってボールを見ています。

そして、多くの場合、そのボールの見方がボールを打つ際の動きの妨げになっています。

以前、私がゴルフを始めた頃(1980年代初頭)には「ディンプルの一つを見て目を離さないように」と指導されました。

当時よりもウンと上手な今は「ボールに対する意識は取り立ててない」のが事実です。

そして、最近の著名な指導者の中でも「ボールは漠然と見る」とか「ボンヤリ見る」と教えている方が多くなりました。

「ボールから目をそらさない」のにこだわって成果が出ていない方は「集中(その2)」を取り入れて見てください。

和尚のように全方位注意を払った状態で、

見事に体が動いてボールに反応することが出来ます👍

よ!

「集中」につきましてはまだまだお話したいことがありますが、今日のところは長くなりすぎて「集中」を切らせる😱(※)といけませんのでまた機会がございましたら、あらためてご案内させていただきます。

※ 須崎なりのギャグ。私のギャグは日本でウケたことがない😅ので、皆さんギャグだとお気づきにならないといけませんので一応付記させていただきます。

今回もお読みいただきまして有難うございました