<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(24)

ゴルフに関係なさそうな話で知らないうちにメンタル強くなる新しい時代のメンタル強化法

 

『技』だけを磨いてもあなたの実力はフルに発揮されません。こちらの法話をお読みいただいて『心』もバランス良く磨いて実力をフルに発揮しましょう!!

 

※ はじめてお読みいただく方はまず『<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(プロローグ)』の記事からお読みいただくのが効果的です。上の記事名をクリックください。

 

 

🍀 経験談:「包括的意識」の獲得(2)

 

今回も前回に続きまして「包括的意識」について一緒に学んで行きましょう。

 

私は妻にそのような能力があったことを知った後も精神世界の学びを深めて行ったわけですが、ある時、喫茶店でそういった方面のそうやさしくない本を読んでいたときに「あれ!」と気がついたんです。

 

その本を読みながら、しかも同時に少し向こうのカウンターでの店員さんとお客さんの会話もしっかり把握できているではないですか・・・。

 

以前であれば、そちらの会話に耳が行っていたら、注意がそちらに行ってしまって本の方がお留守(るす)になっていたはずです。ですから、間違いなく、私が今まで出来なかったことが出来るようになったということです。

 

これは嬉しかったですね(^_^)

 

それまでの私であれば自分の注意がれて読書に集中できなくなってイライラ😤していました。そして、集中しようと思えば思うほど集中できずにイライラ😤が増していました。

 

「ああ、天風さんのあの時の心境ってこんな感じだったのかぁ~」と思いましたね。

 

 

【須崎の解説】

 

それでは解説をして行きましょう。そういう心境になった時の私の心の状態というのは、がどこかにくっ付いて行かない」という感じでした。別の表現をすれば自由という感じですかね。

 

それまでの私が同じ状況にいたとしますと「カウンターでの会話が耳から情報として入って来て心がそれを受け取った瞬間に注意力、すなわちエネルギーがそちらにすべて持って行かれてしまう」という具合になっていたと思います。

 

それが「目👀」で本を読み、「耳👂」は周囲の音を聞いているという具合に変わったということですね。それではこの間、私はどのようなことをしていたかと言いますと、普段の精神世界の学びの中で、前回お話ししましたたとえば木を見るときに枝の間の空間も認識できるように心がけたり、また座禅をしました。こうしたことが、自然にお話ししてまいりましたような心境の変化につながったのだと理解しています。

 

おそらく、この心境がさらに精妙になって行きますと聖徳太子が「10人の人の話を一度に聞いて、それぞれに的確に答えた」ということになるのだと思います。

 

また、一見まったく分野は異なるようですが、この聖徳太子が為されたことは昔の剣を学んだ人たちも目の前にした課題だったのです。つまり、戦場で

 

 

一度に大勢の人に切りかかれたら、

どうすれば良いか?

 

 

ということです。「どのように『心』を使って『体』を動かし、その場に適切に対処するか?」・・・ということですね。

 

こういうことは一部の哲人や天才に関係することで、私たち一般人とは別世界のこと・・・と考えがちですが、私としては「とんでもない!」と言いたいですね。

 

たとえば管理職であれば上司、部下、同僚から来る「お題」をテキパキと処理したいですよね。上司、部下、同僚は言ってみれば「敵」で、その人たちが出して来る「お題」は「刀から繰り出される『技』」に当たると言えるでしょう。

 

一般的には人は「心」が練(ね)れていないので、一人が切りかかって来たら、その人に対応するのが精いっぱいで、次に切りかかって来る人に「ちょっと待ってね。この人が済んだら、相手しますから」(笑)という具合か、相手がゴリ押しの人なら「問答無用」とばかりに「お題」を押しつけられて、答えを期限内に返すことが出来ずに切られて「Game Over!」です。戦場なら戦死です。

 

私も銀行員時代に何度も「戦死」しました😅

 

ママなら、グズル小さい我が子の面倒を見ながら、そういう大変さに理解のない夫😅からの要望を聞き、義理の母にも気を遣わないといけない。この状況も、もうご説明の必要がないと思いますが、戦場で「相手に取り囲まれている状況」と何ら変わりません。

 

プロゴルファーの皆さんでしたら、「ギャラリー」とうまく対応した後に「ご自分のプレー」に対処する。またワンラウンド中でも「流れのいいとき」の後の「流れの悪いとき」に対処する。「プロ仲間」に対処するなどやはりそういう状況がありますね。

 

メンタルが強くなるというのは必ずしもプレー中に「実力通りのショットをする」ということに限りません。今、申し上げましたようなことに対する対処がうまく行けば、プレーに集中できるというものです。

 

ショットだけのためにメンタルトレーニングを受けるという狭い視野ではなく、もっと広い領域からメンタルに対処するというのが必要だと私は思います。

 

もっと、お伝えしたくなってまいりましたが、続きは次回と致しましょう。

 

 

Don’t Worry. Be Happy🍀

 

今回もお読みいただきまして有り難うございました🍀

<2019年8月30日法話>

 

 

※ こちらのコーナーへのご質問ご感想メンタルについてのお悩み等がございましたら、プロゴルファーの方に限らず、下記アドレスへご遠慮なくご連絡をお願い致します。回答が必要なものにつきましては順次ブログ上でさせていただきます(お名前は掲載致しませんのでご安心ください)。

 

ご連絡先:dg72suzaki@gmail.com 須崎宛

※ 上記メールアドレスをクリックいただくことでメールを作成することも可能です。

件名はメンタルでお願い致します。