<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(36)

ゴルフに関係なさそうな話で知らないうちにメンタル強くなる新しい時代のメンタル強化法

 

『技』だけを磨いてもあなたの実力はフルに発揮されません。こちらの法話をお読みいただいて『心』もバランス良く磨いて実力をフルに発揮しましょう!!

 

※ はじめてお読みいただく方はまず『<プロゴルファー向け> メンタルを養う法話(プロローグ)』の記事からお読みいただくのが効果的です。上の記事名をクリックください。

 

 

🍀 「本来の自己」とのホットライン(4)

 

前回の法話ではあなたの固定観念を壊すためにしつこいくらいに😁常に「ピチピチ」な問題に対応するには常に「ピチピチ」な「手」で応じないと解決できないというお話を差し上げました。また、そうした「手」(の情報)は「本来の自己」から直感という形でもたらされるということについてもお話ししました。解説を続けたいと思います。

 

 

【庵主解説のつづき

 

繰り返しになりますが、「本来の自己」から情報を得るには「本来の自己」に意識が向いていなくてはいけません。「本来の自己」からは一瞬一瞬情報があなたに送られて来ていますが、あなたの意識が他のところに向いていますと、その大切な大切な情報を見逃がしてしまうことになります。

 

たとえば人が誰かに何かを伝えるとします。お話でも演劇でもプレゼンでもなんでも結構です。伝えられた相手の人がを打つお話」とかを打つ演技」とかを打つプレゼン」と感じる場合がありますね。対してそれほど心を打たない・・・そういうものもあります。その違いは極端に申し上げればお話の文章構成といった技術的なことにはなく、「本来の自己」からもたらされた情報を表現したものか、そうでないかによるものだと私は理解しています。その証拠に学歴のないおばあさんが話すのがそれほど上手というわけではないのに語ることがものすごくに響くことがあります。

 

たとえば、昔話を読み聞かせるのでも「読む」ということを「声を出して間違えずにつっかえずに読む」というように技術としてとらえていますと、「うん、上手だけど今一つ響いて来ないなぁ」と受け取られがちです。

 

江戸から明治にかけて活躍しました剣の達人に山岡鉄舟(てっしゅう)という人がいます。この人が有名な落語家の落語を聞くのですが、どうもにピンと来ない。落語家に「では『桃太郎』を話してくれ」と頼み、落語家が話し終わると「昔、お袋が話してくれた『桃太郎』の方がよほどよかったよ。お前のはに入って来ない」という内容の感想を伝えたことがありました。

 

落語家の方もプロですから気になりまして鉄舟に「どうすればいいのか?」を尋ねます。すると鉄舟は「う~ん、わしもよくはわからんが、お前は舌でしゃべっている。座禅でもしてごらん」という内容のことを落語家に言いました。

 

座禅をしばらく行った後に落語家はまた『桃太郎』を鉄舟に話しました。すると鉄舟は「ああ、これだ! これだ! これでお袋の『桃太郎』と同じだ!!」と満足した様子でした。

 

座禅は「自己を見つめる」ということで「本来の自己」を明らかにする一つの道です。これであなたもなぜ、同じ落語家の『桃太郎』が様変わりしたのか・・・おわかりになったことでしょう。

 

いつか、「座禅」のお話をする機会もあると思いますが、世の中で取り違いが多いことの一つに「自分のとって得になること」を得るために座禅をするということがありますが、それは正しい座禅の道ではありません。たとえばこの落語家が鉄舟のお母さんのような『桃太郎』を話すことを目的として座禅をしていたのであれば邪道(じゃどう)ですし、鉄舟のを打つ『桃太郎』を話せるようにはならなかったでしょう。その落語家は「ただ座る」ということに徹したからこそ、「本来の自己」との回路が開いて、そこから流れる来るものを表現して鉄舟のを打ったのです。

 

さて、「本来の自己」から直感として入る情報の大切さについては徐々にご理解いただき始めているものと思いますが、「本来の自己」からの情報は「常識に縛られていない」「何だかわからないけれど・・・」あるいは「ええ? こんな考えは自分では浮かばないはずなのになぁ??」といった特徴を持ちます。私たちにそうした印象を抱(いだ)かせるということそれ自体が新発明の証拠であり、また創造性の証拠と言えるでしょう。そして新発明創造性の賜物は「ピチピチ」な常に生きている問題に応じることのできる新鮮な「一手」であるということにつきましてはもうご説明の必要はないでしょう。

 

ふだん自分の性分(しょうぶん)として出て来ないような考えや裏付けのない「何だかわからない」インスピレーションに対して私たちは違和感や不安が生じて、行動する際にそれらを選択しなくなる傾向がありますが、それが「本来の自己」からの情報なので是非勇気をもって採用しましょう。採用されますとその効果に驚くと思います。

 

さて、それでは次に「本来の自己」からの情報流入をげることについてお話ししましょう。これはもう「頭で考えること」が一番の障害です。「頭で考えているうち」は「本来の自己」との回路は閉ざされていると思ってください。それはまるで「ああ、『本来の自己』さん、私は自分の頭で間に合っているから結構だよ」というようなものです😁

 

「本来の自己」は謙虚なので押し売りはしません😃 あなたがあなたの頭に頼りたいということであれば「ああ、やっぱりこれでは解決にならない」とわかるまで無限億年待ってくれます😃

 

あと「本来の自己」から情報を得るということでは、次のような疑問が生じるかもしれませんね。つまり、「本や他人の言うことには一切頼らずに『本来の自己』のみに頼るということですか?」・・・と。

 

「本来の自己」は全知全能なので本当に私たち人間が及びもつかないような手で私たちを導きます。もちろん、直感自体で解決を図ることもありますが、たとえばあなたがパッと目にしたネットの言葉にあなたが必要としている言葉が書いてあるとか、ふだん見ないテレビを何気なくつけたら、そこに必要な情報があったとか・・・。そのように「本来の自己」はありとあらゆるものを駆使してあなたにベストな選択を教えてくれます。

 

 

Don’t Worry. Be Happy🍀

 

今回もお読みいただきまして有り難うございました🍀

<2019年9月11日法話>

 

 

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